いまやスマートフォンでも簡単に写真が撮れる時代ですが、あえて“カメラの仕組み”や“写真の撮り方”を学ぶことには、実はとても深い意味があります。

このコースでは、カメラの基本から撮影・編集まで、楽しみながら「観察力」や「表現力」を育てることができる内容になっています。

たとえば、最初はカメラの内部構造や仕組みを学ぶことで、「写真ってどうやって写るの？」という素朴な疑問が、科学的な知識につながっていきます。
シャッタースピードやISO感度、絞りなどの設定は難しそうに感じますが、それぞれに意味があり、光と時間をコントロールするという感覚が育っていきます。

そして、構図やホワイトバランスといった撮影の基本を学ぶことで、単に「写真を撮る」だけではなく、「伝えたいことが伝わる写真を撮る力」が身につきます。これは、美的感覚だけでなく、自分の考えを表現する力として、将来あらゆる場面で活かされます。

また、レンズや三脚、フィルターなどの撮影機材を実際に使ってみることで、「道具を正しく扱う力」や「準備・後片付けの大切さ」も自然と学べます。カメラの手入れや保管方法なども含め、「大切なものを大切に扱う」という姿勢も育ちます。

動いている被写体（たとえば走る動物やスポーツの様子）を撮る技術や、夜景・星空をきれいに撮影するコツなども、ワクワクするテーマとして人気があります。
その中で、「どうすれば思った通りの写真になるのか？」と考える経験が、観察力と想像力を引き出します。

最後には、撮影した写真を編集・レタッチ（※色味や明るさを調整して、より印象的にする作業）することも体験します。写真を通して、「見せ方」「伝え方」「整える力」を学ぶ、貴重なアウトプットの時間です。

写真を学ぶことは、未来の表現力につながる！

●　見る力（観察・構図・明暗）

●　伝える力（構成・色味・編集）

●　扱う力（道具・メンテナンス・整理）

カメラを学ぶことは、子どもたちの「世界を見る目」を変えます。
ただ“写真を撮る”だけじゃない。自分の感性や視点を、作品として発信できる力を、楽しく自然に身につけていきます。